ともだちはすくないです

30代既婚男子。子供2人。日経先物トレードとかプログラミングとか英語とか

二十歳の僕と自分の子供に伝えたいこと

自分て別にいなくてもいい存在じゃないかと迷ってる高校生のころの僕。
生きていたってなんか意味あるのかなーとか、いつになったら童貞卒業できんだろーと思ってる高校生のころの僕。


子供のころは大人になったら結婚できるのが当たり前だと思ってた。中学生とか高校生になれば自然と彼女ができて童貞卒業できて、そのうち結婚して子供作ってるんだろーなーって漠然と思ってた。でも生きてくうちに分かってくる。人生ってそんな自分が何も動かなくて得られるものなんかないってことに。

心の中であの人たちみたいな大人にはなりたくないって見下してた学校の先生や自分の親ですら人生のパートナーを見つけて、子供を作ってるっていう現実に。でも自分にはそんな現実すら得ることできないんじゃないかという軽い絶望を感じながら。




でもいま31歳になって、幸運にも、嫌いじゃない仕事をしながら、嫁がいて子供もいて、それなりに幸せな生活を送ることができている自分が思う。





人生ってどんどん楽になっていくっていうことに。。






僕は高校生や大学1〜2年のころが一番しんどかった。親のスネをかじらなきゃ生きていけない。自分はもっと何か大きなことができるはずだという自意識。でも客観的に見れば、単なる親から生活費をもらって生きている自分。誰にも何も期待されていないという自分。いまから考えれば親は将来の自分に少しでも期待してくれていたから、大学のときに関東で一人暮らしなんかさせてくれたんだろうけど。




さっきも書いたけど僕が思うに人生で一番しんどいのは10代後半〜20歳前半のとき。もちろんそれは人によって違う。サークルとか入って、彼女作って大学生活がそれなりに充実している人は10代後半〜20代前半は一番楽しい時期かもしれないし。それでそのまま大企業に就職して、社会人3年目くらいまで遊んで20代後半で結婚して。そんな普通といっていいかわからないけど、それなりに幸せに見えそうな生活に憧れたりもする。そんな生活を自分はできないんじゃないかという絶望感に打ちひしがれたりもする。




でも、社会人になれば楽になることもある。





大人になって、少なくともサラリーマンになれば、自分の役割が明確なる。自分の仕事を期待してくれる人が出てくる。これは誰も何も期待してくれていない学生時代にはなかったことなんだ。これは社会人になる前には分からなかったことなんだ。仕事をすることで自分が感じたことを自由に話し、人に期待されながら役割をこなしていくということを実感することができる。




これは社会人になる前はわからなかったことなんだよね。
学生の時に、薄っぺらくてちょっと人当たりがいいだけの奴が回りから人気あった時には。



でもそんな人間が人気がある(ありそうに見える)のは、自分の役割が明確じゃない時期、つまり大学卒業前まで。
それまではスポーツができる奴。ルックスがいい奴。話がうまい奴。そんな男が評価される。女にもモテる。



でも社会人になればそれぞれの個人が自分の得意なフィールドで活躍できるチャンスがある(あくまでチャンスがあるだけね)スポーツができなくても、ルックスが良くなくても、話がうまくなくても、人から評価されることは社会人になれば可能なんだ。それ以外にスキルがあれば、その中学校や高校の周りの人には評価されなくても、絶対評価してくれる大人はいる。


だから俺は子供に伝えたい。

人生って努力次第でどんどん楽になる。


だから少なくとも自分の子供には強くなってほしい。自分は凡人だから社会のことまで考える余裕はないけれど。自分の子供には自分で何かできるスキルをもってほしいなーと。それはアニメの知識でもゲームの知識でもプログラミングでもコミュニケーション能力でもナンパの能力でもなんでもいい。そんなスキルが今後の教養になっていく。決して文学とかそんなことが教養じゃない。



ほとんどの大人は偉そうにしてるけど、会社を放り出されたら何も出来ない大人なんだよ。そんな大人が偉そうにしてるのが日本の社会だ。



でも、それにムカつくなら、自分のスキルでその大人より稼げるようにならなきゃ。いまの日本は大企業に入社して、そこでコツコツ働くことが一番期待値の高い稼ぎ方だからそうしてる大人が偉そうなだけで、それが嫌ならまずは自分が会社に頼らずともお金を稼げる大人にならなきゃ。