JUASのセミナーに行って来た。
昨日はJUAS主催のセミナーに行って来た。JUASとは日本情報システムユーザー協会のことで、簡単に言うとIT関係の団体がやっているIT関係の人たち向けのセミナーである。
とはいえ、昨日のセミナーは技術のスキルアップとか、IT製品の紹介とかそんなものではなかった。これからの時代どう生きていけばワクワクするかというテーマのセミナーだ。
そもそもこのセミナーに行こうと思ったのは、普段の日常にとても退屈していて、少しでも刺激を得たい、自分が今働いてる会社の人とは違う人のオーラを感じたいという、完全にダメリーマンが考えそうな理由である。
実際に行ってみて大正解だった。
まず神田昌典氏の講演。大学の時からこの人の本色々読んでたんだよな。その人の講演を直接聞くことで大学の時の自立心を思い出した。
会社で働いているうちに、一見まともな大人になっていってるようで、どんどん失われている自立心。毎月の給料が麻薬と同じと言ったのは誰だっただろう。そんなことをぼんやり考えながら講演を聞いてた。
次にe-educationの講演。
たぶん年は僕と同じか下ぐらいの方たちの団体。バングラデシュなどの発展途上国の貧困層である若者が難関大学に行けるように映像教育を推進しているNPOだ。
映像は現地の教師や予備校の先生と協力しながら作っていく。まったく人脈のないところから。
講演最後の団体紹介ムービーで思わず泣いてしまったよ。自分と同世代の人間が熱い思いを持って、遠く離れた国の若者の可能性を信じて行動しているっていうことに。
自分も彼らとは比べ物にならないけど、会社を辞める決意をした。(まだ決意だけだから、一歩踏み出したわけじゃないけど)そして、将来的に実家の会社を経営することを決めた。
これからどんなことが待ってるんだろう。少なくとも実家の会社は創業100年まで残したい。いまは70年。100年になる頃にはちょうど僕の息子が僕くらいの年だ。
その頃に僕の息子が「親父の会社を継ぎたい」と言ってくれれば、それ以上に幸せなことはないのである。
そんな思いが強くなったセミナーだった。