ともだちはすくないです

30代既婚男子。子供2人。日経先物トレードとかプログラミングとか英語とか

プログラミング出来なくてもいいんじゃないか

2020年からプログラミングが義務教育とされる予定だったり、既にプログラミンスクールが多く存在するところを見ると、世間はプログラミングというものに大いに期待しているらしい。

これからの時代はプログラミングが必須だとか、プログラミングを学ぶことで日本の国力が上がるとか人生の可能性が広がるとか。そこで僕のプログラミングに対する現時点の考えを、割と真面目にここに書いておく。



僕の現時点での考えは、プログラミング出来なくてもいいんじゃない?というこだ。


食わず嫌いじゃないですよ。僕は現在、お金を払ってプログラミングのスクールに行っているし、金融機関でSEも5年程度やっていた。そしてプログラミングをすること自体が好きですから。なのでプログラミングについては素人ではないです。

そんな自分が「やっぱり出来なくてもいいんじゃないか」と思うのは以下の理由からだ。



1、プログラミングのコモデティ

ネットでプログラミングスクールと検索すると選びきれないくらいの多くのスクールが出てくる。つまりそれだけ受講生がいるということでありライバルが多すぎるのだ。たまに「ビルゲイツやザッカバーグや堀江さんや家入さんもプログラミングやってたから、今の地位があるんじゃないか」と言う人もいるが、それはまだ一般的じゃない時代にハマっていたから価値があるのだ。これだけ一般化した社会ではそれほど価値がないと思っている。


2、プログラミングなしで出来ることの増加

技術の進化によりプログラミングという作業自体が無くなるかもしれない。rubyでいうところのrailsのようにフレームワークが開発されることにより簡単にサービスを作れるようになったり、wordpressでサイトが作れたりだとか。(プログラミング不要ではないけど)これからますますその傾向は強まり、プログラミングしなくても、個人が出来ることが増えていくだろう。


3、コミュニケーション力が落ちる

プログラミングはコンピュータを相手にするものであり、正確なアウトプットを出力しようとすると1文字の間違いも許されない。そして間違いのないロジックを作ろうとすることは集中力のいる作業だ。そんなコンピュータを相手にしていると、対人間のコミュニケーション力がどうしても落ちる。これは僕が身をもって経験したことだ。(僕は元々コミュニケーション力が低いけど、さらに低くなった気がするw)そして、前述したように誰でもプログラミング不要で何か作れるようになると大事なのはその中身のコンテンツなのだ。人に訴えかけることが出来るコンテンツを作る力とは結局コミュニケーション力なのだ。


一言で言うと「今後、ある程度の技術は誰でも出来るようになるから、他のこと磨いた方がいいんじゃないか」ってことだ。それは1つの企業に勤め上げる能力だったり(僕はサラリーマンを10年近くやってますがずっと勤め続けるって本当にすごいことだと思う。)、営業能力だったり。結局はそういう人が安定して得する世の中になるんじゃないか。面白いかどうかは知らんけど。



プログラミングって所詮、何かを実現するためのツールなのだ。だからプラスαの何かがないと生きていけない。(技術レベルが相当高ければ問題ないけど)プログラミングは魔法の杖ではないのだと思っている。



※ただし、プログラムの知識がまったく無い生活なんて僕には考えられないし怖い。そして出来るとやっぱり楽しいし自分の子どもにはスポーツよりもプログラミングを学ばせたいと考えている。僕が言いたかったのはプログラミング人口の母数が増えるとライバル増えるから止めてくれよということだ!!